いつまで経っても他人行儀

2006.06.22 → 目指せ! サッカー博士!
「ワオ! 君はロベルト・バッジョの再来だ! ファンタジスタだ!」などと、サッカーが凄い上手い空想上のおっさんに言われたことすらある、サッカー小僧の僕ですが、二十二歳になる今まで、うっかり一度もサッカーを嗜んだことがなかったばかりに、今回、ワールドカップの代表選考から漏れてしまいました。
チクショウ……! と、まったく臍を噛む思いですが、それでもサッカーの知識量だけは誰にも負けない……! 負ける訳がない! という自負は、「キャプテン翼」「シュート」「ホイッスル」「俺達のフィールド」「瑪羅門(バラモン)の家族」など、有名どころのサッカー漫画をパラパラ読んだことがある記憶に誓って、御座います。

という訳で、今回は、「サッカー博士」の異名を欲しいままにしております僕が、恐らくネットジャンキーで、サッカーのルールもままならならず、ご飯もポロポロこぼしながら食ってたりするであろう皆様に、サッカーの詳細なルールやテクニックについて解説して行きたいと思います。
これを読めば、サッカーに関する疑問は全て氷解! 明日から、学校や会社でワールドカップの話を振られても、今までのように、顔を真っ赤にさせながら自分の頭をガンガン殴る、なんていう感じの少し大袈裟な話の逸らし方をする必要もなくなりますし、ワールドカップもきっと楽しく見れるようになる筈です。ちなみに、サッカー博士はワールドカップがテレビで行なわれてる間、高確率でネットかテトリスをしているよ。

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『サッカーの基本ルール』

サッカーは、割と筋肉質の人達が、大人数(20人~30人程度?)で、ハァハァと息を切らせながら、サッカーボールを押し合いへし合いするスポーツです。サッカーが行なわれる大き目のグラウンドは、インドアの人が見たら卒倒するくらい広いそうなので、サッカー博士は実物を見たことがありません。サッカーボールは、白と黒が組み合わさったような感じの奴が、博士のイメージでは割とポピュラーなのですが、これはサッカーに夢中になり過ぎて、ついうっかり、葬儀場にシュートしても大丈夫なようにというFIFA側の配慮なのかなあ……? 
(FIFA――サッカーを司る精霊で、なんだかネチョネチョしていそうだよ)


『ポジション』

サッカーには様々なポジションがありますが、サッカー博士の経験では、「ふーん、サッカーにはポジションがたくさんあるんだなあ……」程度の認識を持っていれば(あるいは持っていなくても)サッカー漫画を楽しむことは充分に可能です。
しかし、有名なポジションくらいは覚えておいても損はないかもしれません。

【フォワード(FW)】
攻撃の要。凄い勢いでボールをガンガン蹴ったりする。だが、プライドなどの総合格闘技において、蹴り一本でトップを目指すのは至難の業だと言わざるを得ない。

【ミッドフィルダー(MF)】
フィールドの中盤辺りに居る人。集団では良く遊ぶが、それほど仲が良いとは言えない関係性に例えられる。二人っきりで遊ぶのは辛そうだと言わざるを得ない。

【ディフェンダー(DF)】
守備力が凄い。せっかくボールをゴールに入れようとしているのに、あいつ邪魔ばかりする……と、相手チームの人達からは嫌われることもあるが、こればっかりは仕方ない。人は、人を傷つけずに生きていくことなんて、不可能だと言わざるを得ないのだから……。

【ゴールキーパー(GK)】
フィールドの中で、唯一手を使っても良い人。他の選手が、足しか使わないのを良いことに、ニヤニヤしながらボールをパンチで弾いたり、あまつさえキャッチしたりする。こういう卑怯な奴に限って、結構モテたりするので、女性の気持ちは理解し難いと言わざるを得ない。

【矢沢永吉(E YAZAWA)】
ロックシンガー。歌が上手いと言わざるを得ない。


『オフサイド』

サッカーにおいて、最も大切なことは、「フェアプレーの精神」だと言われているそうですが、サッカー選手だって人の子ですから、時には駄菓子を万引きしたり、エミネムの音楽を聞いたり、合コンでいきなり卑猥な単語を連呼したりなど、ひょっとしたらアンフェアなことだってするかもしれません。そんな時は、中立を自称する、【審判】と呼ばれる、笛を吹くことがなによりも好きなおじさんが、コラッ! という意味合いで笛をピーピー鳴らし、選手を叱ります。この一連の動作を、サッカー用語で【ファール】と言います。ただ、【ファール】は野球やバスケなど他のスポーツでも良く使用される言葉なので、あるいはサッカー用語ではないのかもしれません。その場合は、白目を剥いて誤魔化そう!

☆【ファール】の主な使用例☆
「あのファールがなければ、ドーハの悲劇は防げたのだよ、金田一君!」
「ファールだと思って触ったら、ロナウジーニョだったのだよ、金田一君!」
「ファール、ファーレ、ファーレスト! ファール、ファーレ、ファーレスト! なのだよ金田一君!」

サッカーにおけるファールの大半は、相手チームの選手を小突いたり、蹴ったり、衣服を掴んだり、喉に噛み付いたりした時に発生します。この辺りは、だいたい他のスポーツにも言えることなので、余り気にする必要はありません。
ただ、サッカーにおいてのみ存在するといえる、特異なファールが【オフサイド】です。

ボーッとしていると見過ごす可能性が高いですが、サッカー漫画を注意深く読んでいると、良くこの【オフサイド】という単語が登場します。サッカー博士も長い間、【オフサイド】って一体どういう意味なんだろう? ひょっとしたら、作者が信仰している宗教の、シンボル的な言葉かなにかなのかなあ? なんだか怖いなあ……などと思いながら、恐々サッカー漫画を読んでいましたが、余りにも色々な漫画に登場するので、どうやらこれはファールの一種のようだぞ……とようやく気付いたくらい、初心者には判断が難しいファールなのです。
しかし逆に言いますと、この【オフサイド】を理解出来れば、サッカーのルールは殆ど把握したといっても過言ではありません。頑張ってネットを活用したりして【オフサイド】の意味を理解しよう!


『サッカーのテクニック』

基本的なルールの理解が済みましたら、次はテクニック編です。サッカーはただ単純にボールを蹴っていれば良いスポーツだと勘違いされがちですが、スーツを着ている人が全員会社員だとは限らないように、実はその中には腹が立つほど多種多様なテクニックが詰め込まれています。ここでは、特に有名なサッカーテクニックを紹介していきたいと思います。

【ドリブル】
サッカーの基本テクニックです。ピザ作りに例えると、生地などの材料を購入する段階に相当します。

【パス】
チームメイトにボールを蹴って渡すテクニックです。ピザ作りに例えると、生地をこね始めた段階だと言えます。

【リフティング】
地面に落とさないように、ボールを蹴り続ける行為を指します。ピザ作りに例えると、生地を空中にクルクルと飛ばし、円形に伸ばす作業を指します。

【ヘディング】
頭部を用いて、ボールの軌道を変えたりするテクニックです。ピザ作りに例えると、調子こいて空中でクルクルやりまくった結果、生地が頭の上で四方に飛び散った状態を指します。

【トラップ】
味方からのパスなどを、足や胸などを使って上手く止めるテクニックです。ピザ作りに例えると、生地にトマトソースやチーズや具材などを乗せる作業を指します。

【シュート】
相手のゴールに向かって、思いっきりキックするテクニックです。ピザ作りに例えると、オーブンにピザを入れるドキドキの瞬間を指します。

【カズダンス】
三浦知良がゴールを決めた後に踊る踊りです。ピザ作りに例えると、頑張って作ったピザを、突然現れた三浦知良にムシャムシャと食べられてしまう状態を指します。


『サッカーのフォーメーション』

そろそろ、サッカーについて知らないことはないのではないか……などと皆さんが考え始めている頃だろうと思いますが、チョット待ッテ、クダサーイ!(これは現日本代表、ジーコ監督の物真似です)
上記のテクニックなどは、殆ど全てが個人的な側面のもの……ですが、お忘れではないでしょうか? サッカーは実は多人数で行なうスポーツ! ですから、サッカーには戦略的な側面も存在するのです!
その戦略の面において、最も重要なのが、【フォーメーション】――つまり陣形です!
サッカーでは、この【フォーメーション】の組み方によって、試合展開がガラリと変わってしまうこともありますし、あるかもしれませんし、いや……あるいはそんなことはないのかもしれません。
サッカー博士に近付きつつある、サッカー雑学王の皆さん。最後に、有名な【フォーメーション】を幾つか覚えましょう。


【3バック】
20060622042713.jpg

(図それぞれ、黒がGK、青がDF、黄色がMF、赤がFW)

前日本監督、トルシエが採用していたというフォーメーション。トルシエに限らず、日本に長いこと居るのに、日本語を全く使おうとしない外人は、個人的には余り好きではない。


【チャネリング】
20060622042723.jpg

(図それぞれ、黒がUFO、青が男子、黄色が女子、赤が血塗れの男子)

UFOを呼び出す時に用いるフォーメーション。血塗れの男子は、ヤクザ映画が大好き。


【孤独】
20060622042731.jpg

(図それぞれ、黒がサッカー博士)

サッカーの知識が尋常じゃない結果、友達に疎まれて一人ぼっちになってしまったサッカー博士は、フィールドの真ん中で呟く。「ガンバ大阪のマスコットは、ガンバボーイって言うんだぜ……」

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さあ、これで、サッカーの知識はバッチリだ! あなたも明日からサッカー博士を名乗れるぞ!
学校や会社でうざいくらいにサッカーの知識を披露して、皆から「うざっ……オーバヘッドキックを失敗して、首の骨でも折れば良いのに」とか言われちゃおう!
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(20:25) その他 / トラックバック(0) / コメント(7) /
2006.06.14 → Mr,ムーの一周年マジック
6月11日で、当ブログは開設一周年になりました。
このブログを立ち上げた当初は、三日に一回くらいの更新を目指し、凄い人気ブログになって、ネット上で友達とかを一杯作り、広告でお金をガバガバ儲けて、本とか出し、筋肉はムキムキになり、身長も180センチを突破し、外出する度に女性が群がってきて、大変なことになってる筈でしたが、現実は過酷で、どっちかっていうと、暗い部屋で一人ブツブツ呟いてばかりいる方の日常を送っています。

そんな中において、こんなクソみたいな内容と、クソみたいに更新が遅いブログに来訪して下さっている皆様方には、本当に感謝するばかりです。
本当にどうもありがとう御座います。

さて、一応当ブログの主旨は、Mr,ムーの活動を紹介するものですので、今宵は原点へと立ち返り、Mr,ムーの手品を御覧戴くという主旨でお送りしたいと思いますが、もしも仮に一年前に戻れるとしましたら、わたしく、恐らくMr,ムーの存在は無かったことにしてブログを始めただろうなと、今思っておる次第であります。

(Mr,ムーって誰? という方は、こちらを御覧下さい。要するに、完全なる思いつきです)

「一周年記念! Mr,ムーの新作手品!」

だるそうな表情で雑草をムシャムシャと食べながら、舞台上に颯爽と現れたMr,ムー。この雑草を食べるという行動は、女性客の母性本能をくすぐるのが目的で行なわれたものですが、さすがは芸歴五十年のMr,ムー、女性客の引いてる空気を敏感に察知しますと、即座にプランを変更し【牛かと思ったら実は人でしたマジック】を演じていたかのように振る舞います。
「ちなみに、このマジックは【雑草、凄い美味いマジック】なんて風に応用することで、美食家の固定観念をぶっ壊すことも出来るんですよ」などと、軽妙なトークも冴え渡ります。

掴みのマジックが終わり、客の七割が帰ったところで、いよいよMr,ムーのマジックが本格的に始まります。
「本日は、お集まり戴きました、どいつもこいつも不思議なことが大好きです……というような表情を浮かべたアダルトチルドレン共に、とびっきりのマジックを披露いたしましょう!」
Mr,ムーがそう言うと、どこからともなく津軽三味線のような音楽が流れだし、舞台袖から、緊張した面持ちのブラジル人青年が、なにやら巨大な箱のようなものを押しながら現れました。このブラジル人青年は、Mr,ムーの新アシスタントで、来日してまだ三日目。名前はネスミスとかそんな感じで、日本語は「おはよう」「こんにちは」「Mr,ムーのことは余り好きではありません」の三つしか覚えていませんが、二人の意思の疎通は、マジックという言語を越えたコミニュケーションにより、どうやらバッチリのようです。

そんなこんなで、ブラジル人青年は、持ち出した箱を舞台の中央に置くと、穿いているジーンズのポケットから、クシャクシャに丸まった紙を取り出します。
そして、
「エー……コノ箱を使っテ、今カラ、凄イこと起キマス。女共ハ、このマジック見タラ、多分、Mr,ムーに抱カレタイと思ウよ。ダカラ、舞台が終ワッタラ、直グに、服を脱ゲルように、今カラ、準備してろヨ。エー……ただ、ひとつ、注意。私は、Mr,ムーのことは、余り好きではありません」
と、紙に書かれていると思しき内容を喋りだします。ただ、後半の割と日本語がペラペラだったくだりは、Mr,ムーのリアクション(白目を剥いて頭から蒸気をプンプンと出す)を見る限り、どうやらブラジル人青年の完全なアドリブだったようです。

そんな、お茶目なブラジリアンとメンチを切り合いながらも、Mr,ムーはマジックを進行させて行きます。
箱をクルクル回したり、自分がクルクル回ったり、手首だけをクルクル回したり、何か色々と演出的なことをやりながら、Mr,ムーは箱の蓋を取り外します。そして、その中にブラジル人青年を入れますと、再びクルクル回ったり回らなかったりしながら、蓋をします。

しかし、蓋を完全に閉め切る直前、ブラジル人青年は閉所恐怖症であることを告白し「コノ中に入ルト、私、割と暴力的な気持ちにナリマス。そうするト、多分、国ノ両親、悲シミます。だって、私、割と噛み殺しタリするのが得意なんデスカラ……」と、犬歯を剥き出しにしてしまいます。ですが、そこは、さすがMr,ムー。咄嗟の気転により、舞台袖の近くで、ブラジル人青年を、女性の形をしたビニール人形と瞬間的に入れ替えてしまいます!
これぞ、【ブラジル人青年、瞬間性転換マジック】!
このような高等テクニックのマジックを、アドリブでやってしまう辺りが、Mr,ムーの天才たるゆえんといったところ! 臨機応変に舞台上が変化する……それがMr,ムーの舞台の一番の醍醐味なのです!

さて、女性の形をしたビニールの人形を箱の中に入れ、蓋を閉めますと、Mr,ムーはブラジル人青年の頭が見え隠れする舞台袖から、鎖のようなものを取り出します。そして、その鎖で箱の周りをグルグル巻きにしますと、南京錠のようなもので、その両端を施錠してしまいます。
その上で、しっかりと施錠がなされていることを客にアピールしますと、Mr,ムーは錠の鍵を、客席の方へ放り投げてしまいます。鍵は客席の中に居た、割と金とかに小汚さそうな中年のおっさんに拾われてしまいました。これでは、仮に鍵の返還を求めたとしても、三万円くらい要求されることは必至! しかし、Mr,ムーの所持金は現段階では五千二百円程度しかなく、つまり、この段階で物理的には箱の中から女性型のビニール人形を取り出すことは不可能となってしまったのです!
危うし、Mr,ムー! このままでは、夜眠る時、女性型のビニール人形と添い寝することが出来ず、寂しくて仕方なくなってしまう……!

しかし、そんな危機的な状況に陥っているにも関わらず、Mr,ムーは不思議なくらい落ち着いています。まさか、この厳重に封がなされた箱の中から、ビニール人形を取り出すことが可能だとでも言うのでしょうか!?

勿論だとばかりに、ニヤリと不敵な笑みを浮かべると、Mr,ムーは勢い良く箱の上へ飛び乗り、大きく指パッチンをしてみせます。すると、舞台袖から、箱とMr,ムーを覆い被せるくらいの巨大な布が、片手で顔を隠した、ブラジル人青年っぽい人によって、運ばれて来ます。

布が箱とMr,ムーを覆うと同時に、ドロドロドロドロ……というドラムロールが鳴り始めます。
果たしてMr,ムーは、厳重に封がなされた箱の中から、女性型のビニール人形を取り出すことが出来るのでしょうか!? ブラジル人青年も、もはや手で顔を隠すのを忘れ、ハラハラと心配そうな面持ちで舞台上を凝視しています。
モゾモゾと動く布! 興奮するブラジル人青年! 上半身の衣服をビリビリに破るブラジル人青年! ゴリラの威嚇行動ドラミングの如く胸を叩き出すブラジル人青年! 自分の胸を揉みしだくブラジル人青年! 国の母親を思いだし、涙を流すブラジル人青年! ドラムロールはドンドンその音を上げていく! 
そして、ブラジル人青年が、「お母さーん!」と大きな雄叫びを上げた、その時! 

布が、バサリと地面に落下しました。

その下から現れたのは――なんと、驚くべきことに、全裸のMr,ムー!
その手には、女性型のビニール人形など、影も形も見えません。
これは……まさか、初のマジック失敗だというのでしょうか!?

……いや! 違います! 
このMr,ムーの表情は、失敗したそれではありません! むしろ、見事にマジックを乗り切った、やり遂げた男の表情です!
そう――Mr,ムーは始めから、箱の中から女性型のビニール人形を取り出すことなど、考えていなかったのです!
何故なら、今晩からは、セクシャルなMr,ムーの裸体にメロメロとなった女性客が、眠る時添い寝してくれるに違いないから……。Mr,ムーには、女性型のビニール人形など、もはや必要ないのです! 
箱とビニール人形は、全て、客のミスリードを誘う為のものに過ぎなかったのです!
これぞ、本日の目玉マジック【女性型のビニール人形、生身の女性に変身マジック】であります!

ツイストに次ぐツイスト。一周年に相応しいマジックに、客も思わず総立ちで拍手を送ります。ブラジル人青年も、尊敬の眼差しでMr,ムーに拍手を送ります。
ちなみに、このとき、Mr,ムーの見せても大丈夫な突起物は、丁度ブログ一周年を記念するかのように、「1」という形になっていましたが、これはマジックなどではなく、自然の摂理によるものだったのです!

「これからも、Mr,ムーを宜しくね! 来年の今頃は、ラスベガスで公演してる予定です!」

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Mr,ムーは本当にどうでも良いですが、これからも当ブログ「いつまで経っても他人行儀」をどうぞよろしくお願いします。
(02:37) その他 / トラックバック(0) / コメント(10) /
2006.06.02 → マロビーの飼い方
皆さんは「マロビー」という生き物を御存知でしょうか?
知らない? 興味がない? そんなことより女性の裸が見たい?
恐らく、殆どの方がそのようなリアクションを示していることでしょう。
何と言っても、マロビーはまだ、全くと言って良いほど世間に知れ渡っていない生き物なのですから。

このマロビーは、今年の八月に、日本でペット用として発売される予定の生き物です。
既に、北米在住のクラウスさんが営むペットショップ「クリスタルケイ」において、試験的に発売され、年に五匹ほどが売れるという人気ぶりを誇っています。
ひょっとするとマロビーは、過去のウーパールーパーやシーモンキーのように、日本で大流行する生き物なのかもしれません。
今の内からマロビーについて学んでおけば、ブームがやって来た時、あなたもマロビー博士としてクラスの人気者になれるかもしれません。あるいは、マロビー博士というあだ名を付けられるだけで、特にクラスの中でのあなたのポジションは変わらないかもしれません。その時は、サモハン・キンポーの物真似でもして、人気者になりましょう。

それでは、マロビーの生態や飼い方について、一緒に学んでいきましょう。

【マロビーの姿】

体長は、約十センチほど。

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鳴き声は日本語の「怠い」に酷似している。


【マロビーの発見】

マロビーは2003年の八月、ポーランドに住む動物学者フッキン・ワレロ氏が、家の近くの沼で、嫁と泥レスに興じている時に発見しました。
ワレロ氏は、当初、マロビーのことを「なんかキモい生き物だなあ」と思い、特に気にしていませんでしたが、ある日、泥レスに負けた腹いせに、その「キモい生き物」を、嫁の寝ているベッドの中に入れてやろうと、家に持ち帰りました。そして、改めてそのキモい生き物をつぶさに観察してみたところ「本当にキモい生き物だなあ……後、なんだか臭いなあ……」と思い、動物学会に報告しました。
世紀の新生物、マロビーは、このようにして発見されました。

余談ですが、ワレロ氏の嫁の背筋力は189キロあります。


【マロビーの生態】

マロビーはまだまだ謎の多い生物ですが、現時点で判明している事柄について学んで行きましょう。


マロビーは水中に棲む生き物です。
特に、極端に濁った、泥沼のような水質の場所に好んで生息します。今までマロビーが発見されていなかったのは、この性質に拠るところが大きいと言えます。ところで、マロビーの発見者、フッキン・ワレロ氏が嫁と結婚したのは、なんと16歳の時だったそうです。まったく、ポーランド人の早熟さには驚かされるばかりですね。

マロビーの主食は主に泥だと考えられています。
マロビーは一日に3回ほど、思い出したように泥を食べます。この時マロビーは、泥を飲み込むたびに、独特の表情を浮かべます。それは、とても厭らしい感じの表情で、丁度ワレロ氏の嫁が、度の過ぎた悪戯を思いついたときの表情に似ていると言われています。

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(度の過ぎた悪戯を思いついたワレロ氏の嫁)

マロビーには外敵となる生物が存在しません。
これは、マロビーの体内に存在する特殊な細菌が、マロビーが死ぬと同時に、強力な毒素を発するためだと考えられています。マロビーが泥を食べるのも、この細菌に栄養素を送るためだと推測されています。
ワレロ氏の嫁は、その辺りを熟知した上で、幾度かワレロ氏にマロビー料理を食べさせようとしています。これが、先に述べた「度の過ぎた悪戯」です。

マロビーの雄は、年に一度だけ求愛のダンスを踊ります。
基本的に群れを作らず、一匹一匹が独立して生きているマロビーですが、年にたった一度、雄が求愛のダンスを踊ることがあります。そのダンスは、人間の目には、ダルそうに腰を振っているように見えます。
求愛のダンスは、雌が近くに居る・居ないに関わらず行なわれます。運良く、近くに雌が居た場合は交尾が行なわれますが、居なかった場合には、特に何も起こりません。マロビーは非常に生存率が高い生き物ですから、余り数が増えすぎないように、このような適当とも思える繁殖行動を取るのではないかと考えられています。
ところで、フッキン・ワレロ氏の腹筋は、実は余り割れておらず、それほどセクシャルではありません。嫁も、実は、ワレロ氏のことが余り好きではありません。

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【マロビーの飼い方】

それでは、次にマロビーの飼育方法について学んでいきましょう。


先ずは、マロビーが発売される予定の、今年の八月をワクワクしながら待ちましょう。税込み8万円程度での販売が見込まれていますから、今から毎日千円程度貯金していくと良いでしょう。そのついでに毎日腹筋を鍛えておけば、夏頃には腹筋が凄く割れているかもしれませんね。

八月になったら、御洒落なポロシャツに身を包み、最寄のペットショップに出かけましょう。ペットショップまでの道程では、交通事故や人攫い、引ったくりや中学時代の同級生などに充分気を付けましょう。

無事にペットショップに辿り着いても、まだまだ油断は禁物です。店内にいる小型犬などの可愛らしい動物が目に入ってしまうと、マロビーを購入する決意が鈍ってしまう恐れがあります。すんなりとマロビーの前まで辿り付くためにも、ペットショップに入店する際には、あらかじめ、過去に起こった酷いトラウマ体験などを思い出し、視野狭窄状態に陥っておくと良いでしょう。

無事にマロビーの前へ辿り付いたら、次は購入の手続きを取らなくてはなりません。基本的にペットショップの店員は、あなたがマロビーを欲しがっていることを知りません。ですから、近くの店員に、勇気を出して「ま、マロビーを売って下さい!」と言いましょう。意地の悪い店員ではない限り、きっとマロビーを売ってくれるはずです。もしも、意地の悪い店員にあたってしまった場合は、鍛えに鍛え、割れに割れた腹筋を見せ付けてやると良いでしょう。




マロビーを無事に手に入れたら、ペットショップの店員にお礼を言い、店を後にします。帰り道も、行きと同じくらいか、あるいはそれ以上に、気を引き締めましょう。特に、電車や地下鉄などの公共機関を利用する場合は、マロビーが発する匂いのために、異臭騒ぎが起こらないように気を付けましょう。さも、あなた自身が発している、きつめの体臭であるかのように振舞うと自然です。

家に帰ったら、早速マロビーを水槽に入れてやりましょう。
マロビーは泥水の中で生活する生き物ですから、水槽の水には、何処かから持ってきた泥を大量に入れてやりましょう。充分に水が濁る、泥6、水4の割合が理想的です。後は、水が少し透明になって来たなと感じる度に、適当に舌打ちでもしつつ、水が濁るまで泥を入れてやれば、他にやることは特にありません。ひたすら腹筋でも鍛えると良いでしょう。

さあ、この夏は、友達にマロビーを自慢し、気になるあの子に腹筋を見せびらかそう!

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【☆困ったぞ……こんな時は☆】

[水槽が濁っているから良く解らないけど、なんだか異臭がする……]

アンモニア臭の場合は、マロビーの体臭なので、特に問題がありません。
おっさんの爪の間から発せられるような匂いの場合は、マロビーが死んでいる可能性が高いので、両親に相談してみましょう。

[夜中になると、濁った水槽からカリカリという音が聞こえて恐い]

カリカリという音は、恐らくマロビーのえら呼吸の音です。
どうしても気になる場合は、軽妙な音楽でも聴くか、両親に相談しましょう。

[濁った水槽が部屋の美観を損ねるんですが……]

濁った水槽の横に、スヌーピーのぬいぐるみでも置いてみると良いでしょう。
それでも誤魔化せない場合は、一度両親に相談してみましょう。
(16:21) 日記 / トラックバック(0) / コメント(8) /
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