いつまで経っても他人行儀

2006.11.12 → 代打日記:少年探偵編 (解決編)
こんにちは! 名探偵コマンです!
11月7日の「名探偵コマンからの挑戦状」に沢山のご応募ありがとう!
今現在で1709通もの回答メールが寄せられていて、ビックリしています!(その内、実に9割がスパムメールで、残りの1割が肉親からのものでした)
さて、あなたの推理は当たっていたのかな? あなたが生まれてからずっと牛肉だと両親から教わってたそれは、本当は豚肉ではないのかな……?
さっそく解決編を見てみよう!

(ちなみに、事件編は下の記事だよ! 未見の人はそちらを先に読んでね! そして女性の方は僕のことを好きになってね! 男性……男性の方はチフスにでもかかってね!)

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『名探偵コマンからの挑戦状』

[アイドルコンサート殺人事件 解決編]


【コマンの推理】

今回の事件のキーポイントは、「犯人は一体どのようにして密室状況を作り出したのか」ということと「何故、田中さんは前のアパートの部屋で死んでいたのか」ということです。

犯人は、なぜ不可能犯罪である密室という状況を作り出さなければならなかったのでしょうか。それも、田中さんが前に住んでいたアパートで。

容疑者のうち、まず胃液の飯島さんは除外されます。
飯島さんは胃液を自由自在に吐き出すことが出来ますが、どう考えても密室を作り出すことは出来ません。

では、超能力を使うことが出来る念動力男さんはどうでしょうか?
確かに、彼ならばテレポーテーションを使って、簡単に密室状況を作り出すことが出来ます。

では、犯人は念動力男さんなのでしょうか……?

しかし「念動力男さんがテレポーテーション能力を持っている」ことは周知の事実であり、仮に彼が犯人だとするならば、「不可能犯罪」である「密室を作りだす」意味が全くありません。
自分が超能力者であることをカミングアウトしている念動力男さんにとって、密室殺人を作り出すことはむしろ、自分に嫌疑の目を向けることにしかなりません。

勿論、その裏をかいて、彼がテレポーテーション能力を使って今回の事件を起こしたと考えれなくもありませんが、同じ能力を使うことが出来るならば、殺害後、遺体などはどこか遠い海にでも捨ててしまえば良いのではありませんか?

では、犯人はミッチェル・小林さん?

――残念ながら、それも違います。
ミッチェル・小林さんには絶対に田中さんを殺すことが出来ません。

何故なら――ミッチェル・小林さんは既に死亡しているからです。



【真相】

「……は?」

少年探偵である僕の推理を、それまで黙って聞いていた飯島さんと念動さんが、ほぼ同時に呆気にとられたような声をあげた。

「何言ってんの? 小林なら、そこに居るじゃん」

飯島さんがミッチェル・小林さんを指差した。
僕はその言葉を無視して、ミッチェル・小林さんに言った。

「もう良いでしょう。ミッチェル・小林さん。いいえ――田中康夫さん」

僕がそういうと、飯島さんと念動さんが同時に驚愕の表情を浮かべた。
一方、ミッチェル・小林さんは悪戯がばれた子供のように、マスクの間から舌をぺロリと出した。

「ハハハハハ。いやあ、上手く行くかと思ったんだけどなあ。駄目だったか……」

ミッチェル・小林さんは、顔のマスクをゆっくりと外した。
その下から現れたのは――

「た、田中……!」

殺害された筈の、田中康夫さんの顔だった。


【トリック】

良いですか皆さん。
今回の事件の被害者は、実は田中さんではなくミッチェル・小林さんだったのです。

ミッチェル・小林さんは、赤面症らしくて、いつもマスクを被っていたそうですね。お二人は彼の素顔を見たことがありますか? ……ありませんよね。当然です。先ほど、スイスに住まわれているミッチェルさんの両親に確認を取りました。どうやら、ミッチェルさんのご両親さえも、彼の素顔は五歳の頃から見ていないのだそうですよ。

田中さんは、そのミッチェル・小林さんの特性に気付いて、今回の入れ替わり殺人計画を思いついたのでしょう。
殺されていたのがミッチェルさんだと気付いたら、後は簡単なものでした。

先ず、田中さんは、コンサートの後、ミッチェル・小林さんを上手いこと殺害現場である昔のアパートへと呼び出します。二人は非常に仲が良かったそうですから、これはそう難しいことではないでしょう。指紋などの状況から判断するに、ミッチェルさんは割と頻繁に田中さんの部屋に来られていたようですしね。
そして、田中さんは犯行現場でミッチェルさんを殺害します。背中にナイフを一突き――ですね。
その後、田中さんはミッチェルさんのマスクを奪い、予め作っておいた合鍵を使って部屋の入り口を施錠し、外へと出ます。

後は、ミッチェルさんのマスクを被り、現在に至る――。

「つまり、この犯行現場は密室でもなんでもなかった、ってことか?」

飯島さんが言った。

「そういうことです。鍵は管理人さんに返却されていましたが、長年このアパートに住んでいた田中さんです。合鍵くらいは作っていて然るべきでしょう。僕達は殺されていたのが田中さんであるという思い込みによって、この密室が『成立不可能な密室』であると錯覚してしまったのです」

「し、しかし、分かりません……僕達はどうして殺されていたのが田中だと錯覚してしまったのでしょうか?」

念動さんがもっともな疑問を口にした。

「それが田中さんの非常に上手いところでした――。良いですか? 田中さんは身長を操ることが出来るという、非常に特殊な体質の持ち主です。田中さんはその能力を最大限に生かして、普段はとても高身長を維持されていたそうですね。普段から2メートル半ばくらいはザラで、凄い日には3.5メートルくらいの時もあった」

「ああ、そうか――」

飯島さんは気付いたようだ。僕は肯いた。

「そうです。田中さんは普段、その伸縮する体付きによって、自身を『俺は田中である』と証明していたのです。その顔をマジマジと見られるまでもなく、田中さんは田中さんであるという自己証明が出来たのです。一方――ミッチェルさんもマスクマンという特殊な体質(?)でした。常にリアルなマスクを被っているミッチェルさんにとって、マスクを被っていることこそが『俺はミッチェルである』という証明になっていたのです。そして、あのコンサートの日――」

田中さんは、身長を1.7メートルという非常におとなしいものにしていたのだ。コンサート前だから、顔をマジマジと見られる心配もないだろう。殺害された時の自分(正確にはミッチェルさん)の身長が、普段よりも低くても違和感がないように、そういえばコンサートの前は身長が低かったなあ、という認識さえ二人に植え付けられればそれで良い。

「身長をミッチェルさんと同等にした田中さんは、コンサートが終わった後に犯行をおかします。身長で自己を証明する田中さんと、マスクで自己を証明するミッチェルさん。田中さんは自分の『身長を奪う』ことによって、ミッチェルさんを自分に仕立て上げ、ミッチェルさんの『マスクを奪う』ことによって自分をミッチェルさんに仕立て上げたのです」

「な、なるほど……そういえば、記憶の中の田中の顔は凄く薄ぼんやりしているな……」

「ミッチェルさんの遺体の表情は苦悶に歪んでいました。ですから、余計にミッチェルさんだと分からなかったでしょうね。田中さんの部屋で死んでいたのですから、殺害されたのは田中さんだと錯覚しても全くおかしくありません。それに、もし誰かが違和感を覚えても、ミッチェルさんに化けた田中さんがこういえば良いのです。『確かに田中です』とね。違いますか? 田中さん」

僕は黙り込んでいる田中さんに尋ねた。

「……全く、とんだ名探偵が混ざってたもんだな。お手上げだよ。全部その通りさ。付け加えることがあるならば、コンサートでは俺と小林はいつも同じアイドルの似顔絵Tシャツを着ていたからな。衣服から死体の判断も困難になる、ってことくらいかな?」


【動機】


「動機は、一体何なのですか?」

僕は田中さんに尋ねた。それだけが解らなかったのだ。二人の仲は、とても良かった筈なのに。

「……俺達が好きなアイドルグループを知っているか?」

「モストデンジャラス娘……ですか」

「そうだ。そのモストデンジャラス娘に、俺が特に押している娘がいる。ユリネちゃんっていう子だ」

「お、お前まさか……!」

念動さんが声を荒げた。

「そうだ、念動。俺はな、ユリネちゃんの好みの男性に……ハーフの男に生まれ変わりたかったんだ。ユリネちゃんは『ハーフの男性と結婚する為にアイドルになったんだぴょん』っていつも言ってただろ?」

――だから、ミッチェルを殺した。
俺が、ミッチェルとして――ハーフとして生まれ変わる為にな……。


念動さんが聞いた、コンサート前の田中さんの言葉――

『俺は今日、生まれ変わるんだ』

あれは、そういうことだったのだ。

―――――――――――――――――――――――――

その後、田中さんは警察に全ての罪を自白した。
ただひとつ、動機に関してだけは、不明ということになった。
それは、ユリネちゃんに迷惑をかけたくないという、田中さんの強い想いからそうなったのだろう。彼の気持ちを汲んだのか、飯島さんも、念動さんも、その点に関しては全く知らぬ存ぜぬを貫いたようだった。僕も、それは同じだった。

―――――――――――――――――――――――――

ところで、田中さんが新しくアパートを借りたのは、部屋にあったアイドルグッズを移動させるため――つまりグッズにミッチェルさんの血がつかないようにするためだったらしい。
そのことを、僕は猥褻物陳列罪で捕まった際に、今回の事件を担当していた刑事さんから聞いた。
田中さんは狂っていたのだろうか――しかし、こと愛すべきアイドルのことに関しては、彼は驚くほど冷静だったのである。
冷静に――そして激しく、愛していたのだ。

僕は時々思う――結局、田中さんも僕も同じなのだ。
狂気などというのは、常に薄皮一枚隔てて僕達のすぐ近くに存在している。
僕はストリーキングを辞めることが出来ず、
田中さんはアイドル好きを辞めることが出来なかった。
それを放棄してしまえば、きっと殺人など犯さずにすんだというのに。

犯人と探偵を別つもの、それは全裸だったか、身長を自由自在に伸ばすことが出来たかどうか――ただ、それだけだったのだ。

「バァロゥ……」

暗い部屋で一人、僕は呟いた。つけっ放しのテレビからは、「モストデンジャラス娘」のユリネちゃんが、喫煙で補導されたというニュースが流れ始めた。


アイドルコンサート殺人事件 終わり。

――――――――――――――――――――――――

どうだったでしょうか? 犯人は当たってたかな?
えっ? 話が長すぎる? うるさい、全身が腐れ。

正解者には、ちゃんとびんちゃんさんの膝の裏のガサガサを送りつけるから安心してね!


真実はいつもひとつ……基本的にいつも一人ぼっち!

――その名はコマン! 名探偵コマン!
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(02:40) 日記 / トラックバック(0) / コメント(4) /
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びんちゃんさんの膝の裏のガサガサを手に入れる最初で最後のチャンス!
例え自分の性癖がネット上で公開されることになろうとも手に入れる!
という覚悟で推理したのですが、結局コムロギャルソンが小室哲哉がプロデュースしていたオーディション番組であるということしかわかりませんでした・・・

でも僕はこう思うんです。
いま僕に必要なのは膝の裏のガサガサではなく、精神病院での治療では無いのかと・・・

(きれいにまとめようとして失敗した)
2006.11.12 (18:08)/ URL / #m2.qvVHw / [ 編集・削除 ] /
当たる訳が無い GAINさん
すごい難易度でした。
当たる訳が無い。
膝の裏のガサガサは、正直欲しくないので
まぁ良かったと云えば良かったのかなぁ?

なお我が家では、田中康夫の名を聞くと
露骨に嫌そうな顔をします。
2006.11.13 (20:50)/ URL / #- / [ 編集・削除 ] /
 いや~推理外れたなぁ~まさかユリエが補導されたとは・・・ツ○カゴのどっちかみたいだなぁ~。
 そういえば辻○ゴのもう一人って今何してんの?
2006.11.14 (18:17)/ URL / #- / [ 編集・削除 ] /
力技 びんちゃんさん
こんにちは。
ローション的なねっとりする液体を全身に垂らしたまま外出し、それっきり行方が解らなくなっておりました名探偵コマンさんですが、本日ビルとビルの間の隙間に挟まって死んでいるところを、近くを通りがかった主婦によって発見されました。
彼に一体何があったのか、僕のような凡夫にはまったく解りかねますが、しかし僕は彼の意思を次ぎ、皆様に力いっぱい返信をしていきたいと、こう思っております。それがきっと、名探偵であり、数々の難事件を解決に導いてきた故人に対する、一番の供養であると考えるからです。
名探偵コマンさんよ、安らかに眠れ……。


ネコパンチさん>

こんにちは。
僕の膝のガサガサの皮膚を手に入れて、厭らしいことをしようと考えていらしたネコパンチさんに朗報です!
何と、今なら僕の膝のガサガサの皮膚が、五万円で手に入るチャンス!

「こんなにガサガサした膝の皮膚と、美空ひばりのような歌姫は、恐らく金輪際出現することはないだろう……」と、肘と膝の皮膚愛好会、名誉顧問であられる、ビッチョビチョ・モラレビッツァさん(55)も仰られているように、僕の膝の皮膚のガサガサ具合は尋常ではありません。千年に一度、出るか出ないか、それこそグランドクロス現象の如き確立で、僕の肘……膝……? ……膝の皮膚は現れるのです。

そんな僕の肘? 膝? のガサガサした皮膚が今回、五万円という非常に安価な価格で手に入る訳は、そろそろ乾燥する季節で、いつもよりも多く採取出来るからって訳! こんなチャンスは滅多にないぞ! でも、ビッチョビチョ・モラレビッツァさんが「カード破産するつもりで大量に買う。そんでグッピーの餌にする」と仰っていたような気がするので、急がないと売り切れてしまうかも!? とにかく急いでアホみたいに僕の口座に何回も何回も五万円を振り込もう!


GAINさん>

こんにちは。
僕の膝のガサガサは正直欲しくない……という、そんなGAINさんに朗報です!
実は今回、僕の膝のガサガサを当ブログを御覧の皆様に半ば強制的に送りつけようかと考えていたのですが、どうしても欲しくない、どうしても送られたらかなわない……という方には、なんと五万円を僕の口座に振り込むだけで、この送りつける行為を取りやめるという、救済措置を御用意致しました!

「……世の中に満ちている全ての不幸は、この膝のガサガサが原因だと私は考えている。この膝のガサガサは、いわば開け放たれたパンドラの箱なのだ……こんなものを送りつけられたら、えらいことになる……」と、因果律研究家のネッチョネチョ・神田川さん(48)も仰られておりますように、僕の膝のガサガサは不幸の根源であり、貧困も、戦争も、いじめも、吉岡美穂とIZAMの結婚も、全ては僕の肘のガサガサが引き起こしたものであると言っても過言ではないのです。

そんな厄災の権化、穢れの塊、絶対的な不幸を回避することが、たった五万円で出来るのです! この五万円を支払うという不幸を忌避する方法論は、あらゆる宗教に対する信仰よりも、何千万円という核シェルターよりも、絶対であり、また確実なものだと言えましょう。
「カード破産してでもお金を払い続けるべきだね……その種類の悪しき因果は、来世にも影響を与え続ける可能性があるから……」と、ネッチョネチョ・神田川さんも仰っておりますから、ここは急いで五万円を、僕の口座にアホみたいに振り込み続けよう!


一騎さん>

こんにちは。
僕の膝のガサガサに対して、無関心を決め込んでいる一騎さんに朗報です!
何と今回、僕の口座に五万円を振り込むと、膝のガサガサが貰えるかもしれないし、あるいは貰えないかもしれないし、という特別キャンペーンが開催されることが決定致しました!

「うーん、五万円か……PS3を買おうと思っていたお金で何とかなるな……よーし、参加しちゃおっと!」と、ゲーム大好きっ子のベッタベタ・明憲(31)も仰られていますように、五万円なんて一週間もみっちりバイトすれば貯まる金額ですし、ひょっとしたらそのバイト先で可愛い彼女をゲット出来てしまうかも……!?(高身長の一騎さんなら女なんて簡単にゲット出来るに違いありません!)

そんな風に可愛い彼女をゲットしつつ、更に今回のキャンペーンに参加まで出来てしまうのだから、僕に五万円を払うくらいなんてことない! 「カード? そんなもの持ってませんよ。それより……あー……小倉優子みたいな彼女欲しいなあ……」と、ベッタベタ・明憲さんも仰っておりますから、ここは頑張ってバイトして五万円と彼女をゲットして、そして五万円を僕の口座にアホみたいに振り込んで、その後僕とその彼女が付き合うってしまうような形に持っていこう!
2006.11.16 (04:14)/ URL / #kpr1dOdg / [ 編集・削除 ] /






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